抄録
近年,歯の機能を回復するための治療として,インプラント治療へのニーズが高まっている.インプラント治療における歯冠の形成は,半焼結した歯科用セラミックス(複合されたセラミックス機能性材料)を切削加工後に高温で焼結する方法が広く用いられている.しかし,焼結工程で形状が崩れる恐れがあり,また,焼結後のセラミックスでは一般的に加工が難しく,加工能率が悪いという欠点がある.本研究では,歯科用セラミックスの研削特性を調査し,さらに焼結後の歯科用セラミックスを高能率で加工するための最適加工条件を実験計画法によって効率的に選定することを試みた.その結果,焼結後の歯科用セラミックスの平面研削において,高能率なワークの除去加工が可能な最適加工条件を選定することができた.