砥粒加工学会誌
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超硬材円筒部品の簡易面取り装置の開発
品質工学の適用事例
岩本 竜一佐藤 哲朗
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2013 年 57 巻 2 号 p. 110-115

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抄録

超硬材円筒部品の簡易面取り装置を開発するにあたって,品質工学の手法を用いて要素研究を行った.この結果,次のことが明らかになった.(1)砥石軸方向の研削抵抗を低減するためには,砥石粒度を細かくすることが効果が大きい.砥石半径方向および砥石回転方向の研削抵抗は,加工条件を変えても大きな効果は見込めない.(2)送り速度を低くすることが砥石面の研削温度の低減に効果が一番大きい.(3)ドウェル時間を長く取ることが,びびり形状を低減できる効果の大きい要因である.以上の知見を活用して,簡易面取り装置を試作開発した.

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© 2013 社団法人 砥粒加工学会
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