砥粒加工学会誌
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工作機械安全カバーの衝突安全性に関する研究
—ポリカーボネート製目視窓の防護性能—
福井 拓哉由井 明紀山田 浩之猪狩 龍樹北嶋 孝之
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2021 年 65 巻 2 号 p. 92-97

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抄録

工作機械の高能率化により工具および工作物の高速回転化が進むなか,これらの飛散から作業者の安全を確保することは,生産技術における重要な課題である.研削盤やグラインディングセンタのみならず,マシニングセンタやタ-ニングセンタにおいても砥石軸を備える事例があり,高速回転中の研削砥石が破損した際には大きな危険を伴う.一般的に,工作機械には作業者保護のため工作領域エンクロ-ジャが採用され,加工状況を監視するための目視窓材には主にポリカ-ボネ-ト材が使用されているが,砥石などの脆性材料を飛翔体とした際の衝突安全性に関する研究報告はほとんどない.本研究では,3種類の板厚のポリカ-ボネ-ト板に対して一般砥石(WA46O8V)製円柱形飛翔体による衝突実験および有限要素解析を行い,ポリカ-ボネ-ト板の衝突安全性および衝突エネルギ-吸収メカニズムについて検討した.実験の結果,カバ-材に亀裂が入る場合の衝突エネルギ-は,先行研究で対象とした金属製カバ-材と同様に板厚の2乗に比例することを明らかにした.一方,飛翔体衝突によるポリカ-ボネ-ト板の変形は,塑性変形が支配的な金属製カバ-材と異なり,粘弾性変形が支配的であった.

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© 2021 社団法人 砥粒加工学会
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