製品の最終仕上げにあたる研磨工程において磨き作業を自動化するプロセスは提案されているが,さらに研磨面状態を研磨工程中に確認できれば当該工程がより効率化される.本研究では,多関節ロボットに搭載したカメラで取得した研磨加工面の画像を用いた教師あり学習により表面粗さを推定する手法を開発するため,磁気研磨面から各種特徴量を抽出し,表面粗さを推定する機械学習モデルを構築した.交差検証により学習モデルの精度評価を行うことで,モデルの正確性を検証した.さらに,未知の表面粗さ情報をもつ加工面を用いてモデルの一般性について検証し,構築した学習モデルの有効性と研磨加工面の特徴を正確に抽出可能な特徴量を明らかとした.