2025 年 10 巻 2 号 p. 91-100
本研究は,COVID-19パンデミックによる活動休止が大学男子サッカー選手の外傷・障害に及ぼす影響を明らかにすることを目的に,2019年(通常のシーズン)に対して,2020年および2021年(COVID-19の影響を受けたシーズン)における外傷・障害を比較した.外傷・障害発生率は,準備期で2019年に対して2020年(1.10/1000 PH)は有意に低く,2021年(7.28/1000 PH)は有意に高かった.外傷・障害の負担は,2019年に対して2020年が有意に低く,部位では,大腿部で2021年が有意に多かった.活動休止期間の長さと準備期での運動負荷の急増が外傷・障害発生に影響を及ぼした可能性がある.