2026 年 11 巻 2 号 p. 149-157
全国大会に出場した成長期女子競泳選手の体力・運動能力の変化を前向きに調査し,女子競泳選手育成に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.成長期女子競泳選手31名を全国出場群と非出場群に分類し,体格,身体組成,形態,筋力・筋パワー,柔軟性をシーズン開始時と終了時の2回測定した.2元配置分散分析(群×時間)を用いて各項目の差を比較した.胸囲において有意な交互作用を示し,全国出場群は1年後に有意な増加を示した.上下肢の筋力・筋パワーの項目において,全国出場群は非出場群より有意に高値を示した.これらの結果から,成長期女子競泳選手の育成において胸囲の発達,筋力・筋パワーの要素が影響することが示唆された.