2026 年 11 巻 2 号 p. 167-173
本研究は⼤学⽣陸上競技投擲選⼿を対象に前向き観察研究を⾏い,腰部障害を競技離脱の有無で分類し,総練習時間,パフォーマンス発揮率の違いを明らかにすることを⽬的とした.調査内容は12週間の総練習時間と腰部障害調査,パフォーマンス発揮率(自己最高記録に対する調査期間中の最高記録の割合)とし,ノンタイムロス群とタイムロス群,非発症群で比較をした.総練習時間において非発症群はタイムロス群とノンタイムロス群よりも有意に高値であった(p<0.03).パフォーマンス発揮率において非発症群はタイムロス群とノンタイムロス群よりも有意に高値であった(p<0.03).離脱有無に関係なく腰部障害では練習時間を短縮させ,パフォーマンス低下を生じさせる可能性がある.