日本アスレティックトレーニング学会誌
Online ISSN : 2433-572X
Print ISSN : 2432-6623
原著
高校野球におけるスポーツ傷害発生の実態調査—Non-Time-Loss傷害に着目して—
坂田 淳窪田 智史青山 真希子鈴川 仁人清水 邦明花木 祐真
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2017 年 3 巻 1 号 p. 53-58

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抄録

本研究の目的は,高校野球選手を対象に,24時間以上スポーツ活動を制限しない傷害であるNon-Time-Loss(NTL)傷害も含めた傷害発生状況を調査することである.対象者は高校野球選手80名とした.1シーズンにおける全身の傷害発生状況,練習参加状況を調査した.アスレティックトレーナーが週3回.直接傷害発生の有無を把握し,練習参加状況はマネージャーが毎日記録した.総傷害発生率は10.2/1,000 Athlete Exposures(AEs)となり,うち,NTL傷害発生率は7.4/1,000 AEsであり,Time-Loss傷害発生率の2.8/1,000 AEsよりも高かった.肩・肘・腰背部の順に多く発生し,特にレギュラーにおける肩・肘の傷害発生率やピッチャーにおける肩傷害の発生率が高かった.また冬季に下腿の傷害発生が増加した.今後は,得られた特徴より,部位別の予防策を講じていきたい.

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© 2019 一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
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