日本細菌学雑誌
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腸炎ビブリオ細胞外アミラーゼ産生に及ぼすペプトンの抑制効果
井内 史郎木村 右田中 修二
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1982 年 37 巻 2 号 p. 497-501

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抄録
腸炎ビブリオ細胞外アミラーゼ産生は,既報の誘導,catabolite repressionのほか,基礎培地として用いたペプトン自体による抑制(仮称“アミノ酸抑制”)によつても制御される。この抑制は誘導因子存在下,グルコース非存在下,高濃度cyclic adenosine 3', 5'-monophosphate存在下のいずれにおいても支障なく発現され,ペプトン濃度が充分高い時(培養初期)にはアミラーゼ産生を事実上完全に抑制する。
これらの所見は,本菌の2細胞外酵素,アミラーゼとプロテアーゼの産生が少なくとも部分的には,両者に共通の機構により制御されることを示唆している。
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