日本細菌学雑誌
Online ISSN : 1882-4110
Print ISSN : 0021-4930
ISSN-L : 0021-4930
In situ PCR法による腸管出血性大腸菌の検出
黒川 顕谷 佳津治那須 正夫
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 52 巻 2 号 p. 513-518

詳細
抄録
Direct in situ PCR法は特定のDNA配列を標的として菌体内でPCRを行い, 増幅されたDNAを蛍光基質などでラベルすることにより, 蛍光顕微鏡下で特定遺伝子を持つ細菌を単個細胞レベルで特異的に検出する方法である。PCRには腸管出血性大腸菌の Vero 毒素をコードする遺伝子 slt-I, slt-II に特異的なEVT, EVSプライマーを用いた。増幅されたDNAはジゴキシゲニンにより標識し, アルカリホスファターゼ標識した抗ジゴキシゲニン抗体および蛍光基質としてHNPP/Fast Red TRを用いた。その結果, E. coli O157を蛍光顕微鏡下で特異的にまた高感度に単個細胞レベルで検出することができた。
著者関連情報
© 日本細菌学会
前の記事 次の記事
feedback
Top