2024 年 16 巻 1 号 p. 207-210
症例の概要:患者は22歳の女性.近医で |2 を歯根嚢胞によって抜歯された上顎前歯中間欠損による審美障害を主訴に来院した.検査の結果,唇側の骨量が不足していたため,骨造成を併用したインプラント埋入術を行った.ジルコニアフレームに陶材を築盛した最終上部構造を製作し,審美的改善を行った.
考察:インプラント上部構造として,角度付きスクリュー・チャネルを使用し,プロビジョナルレストレーションの形態を最終補綴に反映することで機能性・審美性・清掃性に優れた歯冠補綴装置を製作することができたと考える.
結論:上顎前歯中間欠損症例に対する骨造成およびインプラント治療は,審美性の回復と良好な口腔機能に有効であることが示唆された.