抄録
1.蒲組織汁液のpHを指示薬を用いて調査した。その結果正常型では葯の生育に伴ってPHはzig-zag型の推移を示すが,雄性不稔型では漸進的に下降するのみである。2.タベート組織中の澱粉は,正常型では 葯が生長するに従って消失していくが,不稔型では開花に至っても尚残存する。一方,還元糖は正常型で増カ買が著しいが,不稔型では蒲の生長が進んでも,顕著な増加を示さない。3.葯の中のアミノ酸組成は,その生長に伴って変化し正常型ではフロリンが出現するが,不稔型には存在したい。又,アラニンは不稔型に多く含まれているようである。