育種学雑誌
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日本稲と外国稲との交雑による育種の基礎的研究 : IX. F2分離にもとずく〓先花青素着色の遺伝子型の同定
近藤 晃水島 宇三郎
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1963 年 13 巻 4 号 p. 246-249

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抄録
1. VII,VIII報の継続として,俘先における花青素着色のF2分離を基礎として供試品種の遺伝子型の同定を行なった。2. 供試品種は,日本産品種5(そのうちの1つは大陸起源の陸稲である),インド産品種3および日本産の分析品種9の合計17である。3. 供試したF2の交雑組合せは,日本産品種×日本産品種…12,戦捷×日本産品種…6,日本産品種×インド産品種…3,および,インド産品種×インド産品種… 2の合計23である。 4.VII報で,遺伝子型既知の分析品種と交雑したFBの表現型から同定された各品種の遺伝子型が,妥当であることが明らかになった。
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