抄録
1. VII,VIII報の継続として,俘先における花青素着色のF2分離を基礎として供試品種の遺伝子型の同定を行なった。2. 供試品種は,日本産品種5(そのうちの1つは大陸起源の陸稲である),インド産品種3および日本産の分析品種9の合計17である。3. 供試したF2の交雑組合せは,日本産品種×日本産品種…12,戦捷×日本産品種…6,日本産品種×インド産品種…3,および,インド産品種×インド産品種… 2の合計23である。 4.VII報で,遺伝子型既知の分析品種と交雑したFBの表現型から同定された各品種の遺伝子型が,妥当であることが明らかになった。