育種学雑誌
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タバコ属植物のカルスの生長に対するガンマー線照射の影響
バリトー L.P服部 一三蓬原雄三
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1989 年 39 巻 1 号 p. 29-37

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抄録
Nicotiana glauca (n=12) および N. langsdorffii (n=9)の半数体,2倍体各カルス,および.N tabacum(n=24)cv.Bright Yenowの2倍体カルスの培養後7日目および10日目のカルスを用いて60Coガンマー線を種々の線量で照射し,照射後12ないし14日(培養後19ないし24日に当たる)までカルスの重量を測定することにより,カルスの生長に及ぼす放射線照射の影響を調査した. まずN. langsdorffiiの2倍体および半数体カルスを用いて無照射区の培養後26日間におけるカルス生長量の増加および生長率の変化を調査した結果,2倍体カルスは半数体カルスにらベカルスの生長量,生長率は大きかったが,いずれも両形質ともに培養後8日頃までは緩慢に増加した後,急激な増加に転じ,その後再び緩慢な増加を示し,いわゆるシグモイド型曲線を示した.また,カルス培養後7-10日から19-24日目における生長量の増加は,N. tabacumが最も大きく,N. glaucaがこれにつぎ,N. langsdorffiiは最も小さな値を示した.
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