育種学雑誌
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Aegilops crassa細胞質の導入による日本コムギ品種における日長感応性細胞質雄性不稔の発現
村井 耕二常脇 恒一郎
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1995 年 45 巻 2 号 p. 199-203

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抄録
コムギ近縁野生種Aegilops crassa細胞質を持つ日本コムギ品種農林26号は,短日条件下(14.5時間以下)では可稔であるが,長日条件下(15時間以上)では不稔となる日長感応性細胞質雄性不稔(PCMS)を示す(Murai and Tsunewaki 1993).本報では,他の日本コムギ品種におけるんAe.crassa細胞質によるPCMS発現の有無を調べる目的で,連続戻し交配によりAe.crassa細胞質を17の日本コムギ品種(Table1)に導入した. 戻し交配は兵庫県加西市(北緯35度)の住友化学工業(株)加西試験農場で行い,戻し交配各世代における交雑種子稔性(%)および自殖種子稔性(%)を調べた.PCMSの発現程度は,コムギの日長感応期である穎花分化期に,15時間以上の長日条件が得られる北海道端野町(北緯44度)の端野町農業協同組合試験圃場において栽培した系統の自殖種子稔性に基づいて判定した
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