日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
症例報告
COVID-19をきっかけに顕在化したANCA関連血管炎による
ARDSに対してCAH-CHDFおよびPMX-DHPを施行し救命した一例
関口 紗千, 阪 名月, 松隈 英樹
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2024 年 15 巻 2 号 p. 138-141

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抄録

1週間前からの胃腸症状で入院となり,COVID-19を契機にANCA関連血管炎が顕在化しARDSに至ったと考えられる79歳女性に対してPMMA膜を用いて間歇的に施行したCAH-CHDFとPMX-DHPを併用し救命した症例を経験した。入院時には重症の急性腎性腎不全を発症しており,入院直後にARDSとなり人工呼吸器管理を要した。循環不全・呼吸不全に対してサイトカイン吸着目的にCAH-CHDFとPMX-DHPを施行し,改善を得た。第5病日にANCA陽性が判明したため血漿交換およびステロイドハーフパルス療法を開始した。第9病日にスタッフのCOVID-19を契機にPCR検査を再施行したところ陽性と判明し,大学病院に緊急搬送となった。その後3回挿管と抜管を繰り返したが,4ヵ月後,気管切開および維持血液透析を導入状態で,車いすレベルで当院療養病棟に帰院した。

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© 2024, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
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