2015 年 6 巻 2 号 p. 115-118
テイコプラニン (Teicoplanin:TEIC) は, 投与初期に高用量の負荷を必要とする抗菌薬である。高用量投与時に,ポリメチルメタクリレート(Polymethylmethacrylate:PMMA)膜を用いた持続的腎代替療法(Continuous renal replacement therapy:CRRT)が血中濃度(Teicoplanin serum concentration:TEICc)に与える影響は明らかではない。今回われわれは,高用量投与下にPMMA膜を使用したCRRT施行中のTEICcの動態について検討した。結果,PMMA膜によるTEIC除去がTEICcに影響を与えた可能性が考えられた。われわれが用いた高用量投与はPMMA膜使用下にTEICcの目標有効域に早期に到達できた。