日本生物学的精神医学会誌
Online ISSN : 2186-6465
Print ISSN : 2186-6619
インターロイキン‐17Aによる大脳皮質内ミクログリア活性化と局在への影響─IL‐17Aによる大脳皮質構築異常とASD発現機構の理解を目指して─
佐々木 哲也鮑培 毅高田 拓弥武井 陽介
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2020 年 31 巻 3 号 p. 154-158

詳細
抄録

妊娠中のウイルス感染は,仔のASD発症リスクを上昇させる。ウイルス感染時にTh17細胞が産生するインターロイキン(IL)‐17AがASD病態生理の責任分子であることが示唆されている。私たちはIL‐17Aをマウス脳室内に直接投与し,ミクログリアへの影響を調査した。IL‐17Aに曝されたミクログリアは活性化し,帯状回皮質の脳室面に局在していた。本研究は,免疫分子IL‐17AがASDの原因となる大脳皮質構造異常を引き起こすメカニズム理解の手がかりを与える。

著者関連情報
© 2020 日本生物学的精神医学会
前の記事
feedback
Top