臨床化学
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モノクローナル抗体を用いた心筋ミオシン軽鎖I-ELISAキットの開発
石毛 雅夫石毛 英幸加藤 裕久茅野 真一杉 正人藤本 正雄永井 良三磯部 光章矢崎 義雄
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1991 年 20 巻 2 号 p. 78-83

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抄録
心筋障害の新しい生化学的検査法としてヒト心筋ミオシン軽鎖I (light chain 1: LC1) に対する, 酵素免疫測定法 (enzyme linkid immunosorbent assay: ELISA) を開発した。本測定法は高感度であり1-100ng/mlの血清中のLC1が測定可能であった。測定内および測定間の再現性, 血清に添加した精製LC1の回収率も良好であった。患者血清の希釈曲線は原点を通る直線となった。このELISAは, 2時間以内に測定が終了するため心筋梗塞の迅速な診断に役立つことが期待される。
ラジオイムノアッセイとの間の相関係数は0.98, 回帰直線はIRMA=0.99×ELISA-1.6であった。本測定に用いた試薬はすべて4℃で6カ月以上安定であった。
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© 日本臨床化学会
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