臨床化学
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カラムスイッチングシステムを用いる高速液体クロマトグラフィによる血漿および尿中キサンチン, ヒポキサンチンの同時測定法
長尾 一志
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1994 年 23 巻 2 号 p. 182-187

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抄録

カラムスイッチングシステムを用いる紫外検出高速液体クロマトグラフィによる, 血漿および尿中のキサンチン (XA), ヒポキサンチン (HX) の同時測定法を開発した。本法の特長は, 逆相と陽イオン交換の2種類のカラムを組み合わせた点で, 生体試料中のキサンチン, ヒポキサンチンを選択的に分離できた。また, 添加回収率は97~103%, 変動係数は3%以内, 検出限界は注入あたり約0-8pmolと良好であった。

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© 日本臨床化学会
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