AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
GANおよびFDTD法を用いたレーダ画像からの内部欠陥推定手法の高度化に関する検討
山本 佳士光谷 和剛園田 潤木本 智幸
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 2 巻 J2 号 p. 700-711

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抄録

本研究は,著者らが提案している,敵対的生成ネットワーク(GAN)を利用したレーダ画像からのコンクリート内部ひび割れの推定・可視化手法において,効率的にデータを取得可能なシミュレーションの有効利用に向けた基礎的な検討を行ったものである.具体的には,GANの応用技術の一種であるpix2pixを用いて,実験レーダ画像から疑似シミュレーションレーダ画像に変換するモデルを追加することで,実験結果とシミュレーション結果に一部乖離があったとしても,シミュレーションデータを学習データとして利用可能な手法を提案した.検証の結果,提案手法は,実験データのみを用いる従来手法と比較して,反射波が小さくなる欠陥が薄いケースで推定精度が向上すること等が分かった.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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