2021 年 2 巻 J2 号 p. 833-840
北陸地方から東京への交通手段はこれまで航空が中心であったが, 2015年3月14日に北陸新幹線が金沢開業を迎えたことで,交通手段の選択肢が増加した.航空需要が減ると減便,撤退する可能性がある.新幹線の開業時には機材の小型化,運賃引き下げを行い,開業 1年後,減便されたものの,中型機材の導入による総座席数の維持,運航時間の工夫などの利便性向上策を打ち出した.これらに対し,小松空港にて配布した航空利用者対象のアンケート調査を行い,機材特性を考慮した航空サービスに関する利用者特性の分析を行う.