AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
高速道路における規制区間の標識設置枚数の削減可能性に関する分析~ドライビングシミュレーターを用いて~
村 一翔藤生 慎高山 純一芹川 博高瀬 浩一山本 和久南 貴大森崎 裕磨
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 2 巻 J2 号 p. 926-932

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抄録

現在高速道路では,大規模な改修工事が行われている.高速道路の改修工事に伴い,工事区間における車線規制を行う必要がある.ドライバーは工事区間による車線規制に伴い,車線変更を余儀なくされる.そこで道路事業者各社は,工事区間前方より,標識などを用いた注意喚起を行っている.しかし近年,工事区間による車線規制に気づかない,もしくは気づくのに遅れ工事区間に突入してくる車両が多数発生している.どのような標識の設置方法であればドライバーに確実に車線変更の必要性を認知させ,安全に車線変更をさせることができるかの検証を行う為には,様々な標識設置パターンを用いて繰り返し実験を行い評価することが必要不可欠である.しかし,実際の道路で様々な標識設置パターンを繰り返し実験するには,コストや安全面などの多くの問題がある.そこで本研究では,ドライビングシミュレータを用いて安全かつ効率的に,標識の効果検証を行った.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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