AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
災害時要配慮者を対象とした発災後ニーズ把握ツール・LANDEDの実装に向けた基礎的検討
森崎 裕磨藤生 慎高山 純一
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 3 巻 J2 号 p. 1059-1067

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抄録

南海トラフ地震の災害規模は,東日本大震災以上に甚大になることが予想されている.大規模広域的な地震災害においては通信環境の途絶が予想され,要配慮者を含む被災者の存在位置及びニーズの発信が困難になる.これまでに筆者らは SAR 画像および SAR 衛星が観測可能な複数種のリフレクタ(LANDED)を開発し,それらを用いて通信環境の途絶時にも被災地外へ要配慮者のニーズが把握可能なシステムを構築してきた.本研究では,筆者らが開発したシステムの社会実装に向けて,ニーズ把握の要である LANDED の設置可能領域の把握手法を提案する.また,南海トラフ巨大地震で強い揺れが想定される自治体を対象とした Web アンケート調査を行い,筆者らが開発したシステムの有効性,課題等を整理する.

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© 2022 公益社団法人 土木学会
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