AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
山間部道路情報の高頻度更新・詳細化を目的とした狭隘道路における道幅自動計測の検討
近藤 大騎外岡 凌鈴木 愛未橋本 岳橋本 智洋山本 茂広
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 3 巻 J2 号 p. 563-571

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抄録

山地に富む日本では,土砂災害などの自然災害が山岳地帯で多く発生している.迅速な救急活動・復旧活動を行う際の妨げの1つとなるのが,大型緊急車両の狭隘道路への侵入可否判断である.このような災害の現場において,通行可能な幅員を正確かつ容易に把握することができれば適切な対処や救助計画の作成が可能となり,従来と比較してより迅速な救助及び復旧活動が可能になると考えられる.本研究ではディープラーニングから得られた通行可能領域に対して,車両に搭載された単眼カメラを用いた自動道幅計測手法を提案する.実際の山道で計測を行った結果,限られた条件下では安定して目標精度を達成することができた.

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© 2022 公益社団法人 土木学会
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