AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
社会インフラの維持管理におけるプロダクトモデル化した点群データの利活用に関する研究
大月 庄治今井 龍一中村 健二塚田 義典梅原 喜政田中 成典平野 順俊
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2022 年 3 巻 J2 号 p. 945-953

詳細
抄録

日本の社会インフラにおいて,建設後50年以上経過する施設の割合は増加傾向にある.加えて,今後の建設業就業者は減少すると推計されており,社会インフラの適切な維持管理が困難となる.この課題に対して,BIM/CIMや点群データの活用で維持管理を高度化・効率化する手法や各地物・各部位に点群データを分割した点群データのプロダクトモデル化の手法が提案されている.そこで,本研究では,点群データのプロダクトモデル化の手法を整備データの精度や鮮度の観点で他のデータ管理手法と比較し,どの地物や利用シーンが点群データのプロダクトモデル化の手法に適しているかを確認し,同手法が有用であることを明らかにした.

著者関連情報
© 2022 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top