AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
マルチモーダルモデルを用いたアクティビティ調査の自動化手法の提案
岡野 将大藤井 純一郎工藤 雄介本田 一彦
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 5 巻 3 号 p. 593-599

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抄録

国土交通省は,人中心で居心地が良く歩きたくなる空間をまちなかに創出することを,新たな都市政策として掲げている.そのためには,居心地の良さを評価することが求められるが,その作業は人手での目視調査により行われており,膨大な労力を要することが問題となっている.

本研究では,公共空間の居心地の良さに関する調査業務を対象として,マルチモーダルモデルを用いて自動化する手法を提案した.提案手法の妥当性確認のため,調査の精度と時間を人手調査と比較実験を行った.実験結果に基づき,実業務への適用の可能性と今後の課題について論じる.

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© 2024 公益社団法人 土木学会
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