2025 年 6 巻 3 号 p. 1142-1147
令和6年能登半島地震及び令和6年奥能登豪雨は,能登地域の社会インフラに甚大な被害をもたらし,被 災を受けた箇所は数多であった.能登半島の地域経済や産業は資材や観光客の輸送といった面で道路インフラと密接に関係していることから,早期復旧・復興が強く求められている.一方で,半島地域特有の道路特性に加えて,数多の被災箇所の状況全てを従来の点検技術により把握することは,時間や人手,再度災害リスクの観点から困難であることが課題として挙げられる.そこで,能登復興事務所では,AI技術と UAVを組み合わせた新たなインフラ点検技術を採用し,その実用性を検証するため現地調査を行った結果, AI診断の高い精度と大幅な時間短縮が可能であり,点検技術としての有効性を確認できた.