2025 年 6 巻 3 号 p. 214-219
本研究は、UAV(無人航空機)で撮影した画像から生成された3次元点群モデルを用いて、災害時に発生する瓦礫等の堆積物の体積を精度良く推定する手法を検討したものである。段ボール箱を用いて構築した人工的な堆積物を対象に、UAVの飛行方式(高度・経路)、点群モデルの生成方法、地面推定時のパラメータ設定が体積推定結果に与える影響を実験的に分析した。撮影方式やモデリング手法によって体積の推定値やばらつきに有意な違いが認められ、特にタイルモデルへの平滑化処理が推定精度の向上に有効であることが示された。本研究成果は、災害後の迅速かつ正確な瓦礫量推定に資する技術的知見を提供するものである。