2025 年 6 巻 3 号 p. 790-802
圧密沈下量の高精度な予測には地盤の圧縮指数が必要となる.圧縮指数は圧密試験によって得られるが,長時間を要する試験であるため,実務では液性限界や間隙比から推定されることがある.様々な経験式が 提案されているが,その多くは地域ごとの地盤特性を考慮しない統一的なものであり,安易に適用すると大きな推定誤差が生じる恐れがある.そこで本研究では,地域ごとの地盤特性を考慮した圧縮指数の推定 方法を構築することを目的として検討を実施した.まずWeb 上で公開されているボーリング資料などをもとに,テーブルデータ形式の地盤定数データベースを構築した.このデータを国内の主要な港湾ごとに分割し,重回帰分析および機械学習によって推定モデルを構築し,圧縮指数を推定した.