2026 年 7 巻 1 号 p. 368-375
地方公共団体における社会基盤構造物の維持管理は,職員数の減少,老朽化構造物の増加,および財政制約により,業務負担が増大している.舗装路面の性能評価指標として MCI や IRI が用いられているが,専用車両や専門技術者を必要とし,調査費用が高額となる.このため,より簡便かつ低コストな評価手法の確立が求められている.鳥取県では,SIP 第 1 期より公用車等に小型端末を搭載し,加速度データを自動的に収集するシステムを構築してきた.本研究の目的は,車両特性や走行速度の違いを考慮した補正手法およびサンプリング条件を検討し,公用車による加速度データを用いた簡便な路面性状評価手法を構築することである.