2026 年 5 巻 1 号 p. 423-432
近年,自転車通行空間の整備が進められており,利用者の走行環境に対するニーズが高まっている.このような中,自転車運転者の乗り心地指標Bicycle Ride Index(BRI)が提案されているものの,幼児同乗自転車における同乗者の快適性を考慮した路面評価指標の構築には至っていない.そこで本研究では,同乗者の快適性に着目した路面評価指標を構築し,実道での適用可能性について検討を行った.その結果,構築した指標は,ISO2631-1(1997)に基づく快適性指標との高い相関を示し,BRIとは異なる新たな指標であることが明らかとなった.また,実道において10m区間ごとに算出した指標は,路面に存在するひび割れといった快適性低下要因となる局所的な損傷を検出可能であり,適用可能性があることを示した.