2026 年 5 巻 1 号 p. 453-460
著者らはこれまでに,劣化度判定結果を用いた桟橋の残存耐力評価手法を提案し,汎用の構造解析プログラムや人工知能を用いて残存耐力評価を行うことを可能とした.一方で,建設年次の古い桟橋においては図面等の情報が十分でないことも想定され,そのような桟橋においても効率的にメンテナンスを行うことが求められる.そこで,桟橋の残存耐力評価における説明変数の感度分析や導入する説明変数による予測の精度向上に関する検討を行い,実桟橋において検証を行った.その結果,想定する作用によっては,少ない説明変数であっても精度良く損傷を予測することが可能であることが示された.