2026 年 5 巻 1 号 p. 461-468
本研究では,道路の周辺環境を確認して道路上の不具合や損傷を同時に確認し,道路維持管理者間の情報共有を支援することを目的として,道路の現場環境を全方位で確認して事前に把握し,日常パトロールの損傷箇所を可視化するシステムを開発した.そこでは,車載用架台にカメラを設置して全方位映像と画像を撮影し,道路管理者が2次元地図と全方位映像を確認できるように,映像再生時間とGNSSデータとを連動させた.システムは,全方位映像・画像の閲覧,これらの連動およびアーカイブの機能を有する.道路技術者を対象とするシステム評価により,事象発生時の状態把握にシステムを利用でき,現場での作業を効率化できる可能性があることが示唆された.