2025 年 2 巻 1 号 p. 57-61
老朽化インフラの増加に伴い,維持管理・更新費の増加が懸念されており,今後,少子化・超高齢社会の影響等により,インフラの老朽化対策として充当できる財源確保がより厳しくなることが予測される.
本稿では,持続可能な道路管理を実現していくため,老朽化対策の一つとして考えられる集約・撤去や橋の重要度の判断材料として,スマートフォンの位置情報による人流統計データを用いて道路橋の利用状況を可視化し,データ分析結果について橋梁長寿命化修繕計画を立てる上での一つの指標として活用することについて報告する.