土木学会論文集
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モード分解再構成法による三次元非定常空気力係数測定に関する研究
山田 均宮田 利雄
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1996 年 1996 巻 543 号 p. 209-216

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抄録
従来規模を越える超長大吊り形式橋梁の耐風設計には, 複雑な運動状況を反映する非定常空気力の組み込みが必須になっている. ところが, 従来の非定常空気力の測定法では, 多自由度運動への対応は, 手法の拡張も含めて必ずしも容易ではなく, 新たな手法開発が新プロジェクト実現, 合理化の一つの鍵ともいえる. 本研究では, 新規の開発したモード情報を用いた非定常空気力測定方法により, 三自由度運動に手法を拡張し, 風洞による実験に適用した. その結果, 迎角, 実験条件を問わず非定常空気力係数抽出の信頼性, 安定性はよいことを示すことができ, 提案する手法の有効性を示した.
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© 社団法人 土木学会
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