土木学会論文集
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鋼2主桁橋梁架設系の横ねじれ座屈強度特性
堀田 毅内藤 純也西村 宣男
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1999 年 1999 巻 612 号 p. 287-296

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抄録

本論文は, 道路橋鋼2主桁橋梁のコンクリート床版が硬化する前の架設系を対象として, 全体横ねじれおよび横桁間における主桁の横ねじれ座屈問題に対する安全性を検討する. 主桁間隔, 横桁間隔を変化させた全32ケースの2主桁橋について現行の設計法に基づいて断面寸法を決定し, 架設時構造系を対象として弾塑性有限変位解析を行う. 全体横ねじれ座屈と横桁間での主桁の横ねじれ座屈について, 適切な力学パラメータを設定し, 座屈強度と力学パラメータとの関係を考察する. また2径間連続桁で送出し架設を行った場合についても弾塑性有限変位解析を行い, 水平方向初期たわみの与え方や横ねじれ座屈および支点反力に対しての安全性についても考察を加える.

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