4種類の垂直補剛材取付け部をもつプレートガーダー試験体を用いた一定振幅荷重および道路橋シミュレーション変動荷重疲労実験を行い, ディテールによる違いやせん断応力の影響を考慮した強度評価, 強度のばらつきなどについて検討した. その結果, 曲げ応力とせん断応力から求めた最大応力範囲で疲労強度を評価すれば, 一定振幅, 変動荷重ともに全てのディテールについてD等級を十分満足すること, および, すみ肉溶接止端部の形状のばらつきに着目した疲労亀裂進展解析により, かなり厳しい条件を想定した場合でも垂直補剛材取付け部の疲労強度等級としてD等級が十分適用できることなどが示された.