土木学会論文集
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阪神大震災により円形断面鋼製橋脚に生じた脆性破壊の材料特性からの検討
三木 千壽休場 裕子沖中 知雄
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1999 年 1999 巻 612 号 p. 45-53

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抄録

阪神淡路大震災において, 橋梁部材の大規模変形後に脆性破壊の発生するケースが見られた. そこで本研究では, 阪神淡路大震災により被災した橋脚より採取した鋼材の材料試験を行い, 材料特性の変化に着目する. これにより地震時に橋脚に導入されたひずみを推定するとともに, このひずみによる鋼材の脆化について検討を加え, 地震時の脆性破壊発生のメカニズムを明らかにしようと試みる.

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© 社団法人 土木学会
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