土木学会論文集
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矩形断面スチールセグメントの合理的構造と設計に関する提案と検証
請川 誠谷口 徹元木 実中川 浩二
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2000 年 2000 巻 651 号 p. 47-60

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抄録

円形形状とは異なり矩形形状シールドトンネルは覆工に曲げモーメントが大きく発生するため, 覆工体となるセグメントは桁高さが大きくなり, 円形のセグメントと比べてコストアップする傾向にある. 先に, 筆者らは隅角部に生じる大きな曲げモーメントやせん断力に対して, 隅角部を内空に影響のない範囲で円弧状にする (円弧状隅角部) ことの合理性については述べた. 本論文では, 円弧状隅角部の実設計に際しての留意点やこれに伴う経済性等について言及することを含め矩形スチールセグメントに対して, 3つの合理的設計の提案 (形鋼主桁の適用, 円弧状隅角部の採用, 二次覆工の利用) を行った. その上で設計の考え方, 検証実験, 実工事への適用, 及び計測結果等について述べる.

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