土木学会論文集
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感性工学手法による桁橋の景観評価・設計に関する一考察
保田 敬一白木 渡安達 誠三雲 是宏堂垣 正博
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2000 年 2000 巻 665 号 p. 103-116

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抄録

近年, 橋梁の景観設計の重要性が広く認識されてきていることと, 住民参加型の社会資本形成の広がり, さらにその利用者の感性を取り込んだ設計が求められるようになってきている. 本論文では, 商品開発などで成果をあげている感性工学手法を取りあげ, 桁橋を対象に利用者の中でも大学生によるアンケート調査を行い, 学生が橋に対して要求している感性を分析し, 桁橋を構成するデザイン要素と感性との関係を合理的に結び付けることを試みた. そして, これまで橋梁の景観評価に有効であるとしてよく用いられてきたニューラルネットワークとの比較を行うことで, 今後の新しい景観評価・設計の方向性として感性工学手法の有用性を明らかにする.

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