土木学会論文集
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ポストパナマックス級コンテナ船導入が外航コンテナ貨物輸送市場に与える影響分析
黒田 勝彦竹林 幹雄武藤 雅浩大久保 岳史
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2001 年 2001 巻 667 号 p. 123-136

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抄録

本稿は, 今後基幹航路における主力機材となるポストパナマックス級コンテナ船の導入が, アジアを中心とする外航コンテナ貨物輸送市場に与える影響について分析を行った. 完全自由化された貨物輸送市場を想定し, 船社と荷主によって構成される完全競争市場モデルを適用した. 次に予測時点を2010年とし, 1000TEUおよび3000TEU船舶で輸送される従来型輸送形態と, ポストパナマックス級船舶 (6000TEU) 導入による影響をシナリオ分析を通じて検討した. その結果, ハブ・スポーク型ネットワークへの移行が顕著に現れ, ポストパナマックス級船舶が導入される港湾への貨物の集中の度合いが加速されることが明らかになった.

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