土木学会論文集
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応答スペクトルの距離減衰式に基づく地点増幅特性と地形・表層地質分類との関係
山内 洋志山崎 文雄若松 加寿江Khosrow T. SHABESTARI
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2001 年 2001 巻 682 号 p. 195-205

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抄録

地震動分布を予測するためには, 震源, 伝播経路, および表層地盤の影響を考慮する必要がある. とくに広域の地震動分布を簡便に推定するには, 国土数値情報の土地分類データ等を利用して, 日本全国や特定地域の表層地盤の増幅度を推定する研究が行われている. しかしながら, これらの研究は, 最大加速度や最大速度などの指標についての増幅度を扱ったものであり, 地震動のスペクトル特性を考慮に入れたものではない. そこで本研究では, 全国の気象庁77観測点における応答スペクトルの距離減衰式における地点係数と地形・表層地質条件との関係を検討することにより, 国土数値情報から全国任意地点の応答スペクトルの増幅度を簡便に推定する手法を提案した.

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