土木学会論文集
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トンネル覆工コンクリートのひび割れ形態調査による剥落危険性評価
伊藤 哲男馬場 弘二城間 博通吉武 勇中川 浩二
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2004 年 2004 巻 763 号 p. 87-93

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抄録
本研究は, 矢板工法からNATMに至るまで, いくつかの山岳道路トンネルにおける覆エコンクリートのひび割れ調査を通じて, コンクリート片の剥落に及ぼす各種要因の整理を試みたものである. 特に, 本研究では, ひび割れ方向性を定義し, これをもとに覆工コンクリートに生じたひび割れを分類するとともに, その発生頻度や交差角度, ひび割れ幅等の調査を行った. さらに, 剥落塊の形状を調べるとともに, コンクリート老朽化の一指標となる中性化深さを調べ, 剥落危険性の評価の基礎データを示した.
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