土木学会論文集
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土のうを活用した地盤の環境振動低減法
松岡 元村松 大輔劉 斯宏井上 泰介
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2004 年 2004 巻 764 号 p. 235-245

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抄録
これまで, 土のうが高い強度を持つことを実験的・理論的に証明し, 土のうを本設構造物として用いることを提案・実施してきた. そうしたところ, 建物基礎の補強として土のうを用いたいくつかの現場から, それまで感じていた交通振動をほとんど感じなくなったという報告が寄せられた. そこで, この技術の環境振動対策への応用を図るための実験を行った. 振動対策工は, 一般に振動源の側での対策, 伝播経路での対策, 振動を受ける側での対策の3点で検討される. 土のうは, 自由に施工形状を変えられるため, この3点すべてについて実験を行い, いずれ場合においても振動対策工として有効であることを示す.
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© 社団法人 土木学会
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