土木学会論文集A
Online ISSN : 1880-6023
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和文論文
経験的サイト増幅・位相特性を考慮した線状構造物における地震動の推定とその応用-2007年能登半島地震での道路被災を例に-
秦 吉弥一井 康二村田 晶野津 厚宮島 昌克
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2010 年 66 巻 4 号 p. 799-815

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抄録

 地震被災事例の分析では,当該地点の地震動を推定することが非常に重要である.そこで,線状構造物を対象に,経験的サイト増幅・位相特性を考慮した地震動の推定手法を提案し,2007年能登半島地震において被災した能登有料道路に適用した.具体的には,常時微動計測結果に基づき能登有料道路を4つのゾーンに分割して各ゾーンの地震動を推定した.さらに,個別地点の常時微動計測結果を利用することで,線状構造物の個々の地点での地震動を推定した.最後に,推定地震動の応用例としてフラジリティカーブの検討例を示した.

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© 2010 社団法人 土木学会
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