土木学会論文集A2(応用力学)
Online ISSN : 2185-4661
ISSN-L : 2185-4661
応用力学論文集Vol.19(特集)
塗膜除去不要な鋼部材疲労亀裂の熱的負荷による光学的全視野探傷法
松田 浩小金丸 暁草野 壱俊伊藤 幸広森田 千尋
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 72 巻 2 号 p. I_643-I_652

詳細
抄録
近年,道路橋の鋼製橋脚や鋼床版等の部材に疲労き裂の発生する事例が増加している.疲労き裂の発生部位によっては,進展すると脆性破壊を引き起こし,橋梁の安全性に重大な影響を及ばす恐れがある.したがって,それらを早い時期で発見し,適切な補修を行うことが重要である.本論文は熱源を用いてき裂を開閉させ,それを光学的全視野計測法の一つであるデジタル画像相関法(以下,DICMと表記)で計測することにより,塗膜除去を必要としないき裂発生を可視化させる新しい鋼部材のき裂欠陥検知法の開発を目的としたものである.
著者関連情報
© 2016 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top