土木学会論文集A2(応用力学)
Online ISSN : 2185-4661
ISSN-L : 2185-4661
応用力学論文集Vol.20(特集)
地震応答解析のための縮約モデルの構築方法とその適用限界
山川 一平堀 宗朗秋葉 博市村 強WIJERATHNE M. L. L.
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2017 年 73 巻 2 号 p. I_747-I_756

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抄録

構造物地震応答解析では計算コストの低い多質点系モデルが使わることがあるが,現在ソリッド要素モデルと整合する多質点系モデルとその適用範囲を明らかにすることが望まれている.本研究はメタモデリング理論に基づきソリッド要素モデルを縮約することで多質点系モデルを構築する方法を提案した.固有振動数・モードがソリッド要素モデルと完全に一致するような多質点系モデルは構築不可能なことを証明した上で,最も固有振動数・モードの近い多質点系モデルが構築される.線形・非線形動解析の数値実験を行い,構築された多質点系モデルの適用範囲を示した.最後に複雑な形状の構造物に対する多質点系モデルの適用可能性について論じた.

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© 2017 公益社団法人 土木学会
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