土木学会論文集B
Online ISSN : 1880-6031
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和文論文
都市域の雨水排水区を対象とした内水氾濫予測と減災対策に関する研究
砂口 真澄土屋 十圀
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2008 年 64 巻 4 号 p. 240-250

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抄録
 本研究では,NILIMを用い神田川流域に甚大な被害を与えた1993年台風11号の再現計算を行った.また,対象排水区とした190haに対する確率水文量を算定し,神田川流域の治水計画に基づく超過確率降雨,100mm/hrを超える集中豪雨による内水氾濫予測を行った.超過確率降雨による氾濫予測では公表されている洪水ハザードマップとほぼ同位置に浸水が確認された.しかし,100mm/hrを超える豪雨では危険区域より多くの地点で浸水することが分かった.降雨と浸水面積の関係は相関性を検討した結果,10∼60分程度の強度の大きい降雨の影響を受けることが分かった.更に内水による浸水被害の減災対策の考察を行った結果,浸水箇所から河川合流地点まで管路を約1.5倍することで浸水面積を最も軽減できることが分かった.
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© 2008 社団法人 土木学会
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