土木学会論文集C
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和文論文
水分特性曲線を用いて不飽和土の透気係数と飽和度の関係を推定する関数モデルの考察
神谷 浩二井上 光弘
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2008 年 64 巻 3 号 p. 650-661

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抄録
 本論文は,筆者らが提案した透気試験装置・手法を用いて,排水と吸水過程での水分特性曲線と透気係数の実験的関係を調べつつ,水分特性曲線から透気係数を推定する従来の関数モデル式の測定値への適合性を分析したものである.BurdineとMualemによる関数モデル式を比較して検討した結果,Burdineモデル式は,排水過程で測定した飽和度と透気係数の関係に比較的適合する傾向にあった.しかし,間隙の屈曲による透気係数への影響を表すパラメーターξ値は土質などによって異なることが得られ,その最適値を用いるとき両モデル式のいずれによっても排水・吸水の両過程での測定値を良好な精度で再現できることが判明した.また,最適なξ値は,水分特性曲線の形状と相関関係があることなどが明らかになった.
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© 2008 社団法人 土木学会
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